当協会が、過日実施いたしました標記の調査結果をお知らせします。
多くの会員企業様からご回答をいただき、誠にありがとうございました。
調査概要
1.調査内容
平成28年4月及び平成27年4月採用の新卒者数(学歴別、男女別、外国人留学生数)
2.回答総数
157社
3.結果の概要
全体としては、一社平均18.7人から19.8人へと、昨年調査(18.1人→19.3人)と同様、採用増となった(実数では181人の増加)。
業種別、企業規模(従業員数)別の概要は以下のとおり。
(1)建設業(12社)は全体としては採用減(平均▲0.8人)。但し、女性については積極的採用が続いており、平均0.2人の増加であった。
(2)製造業(60社)は1,000人以上の大手企業では1社平均100人の大台に乗り(104.6人)、前年比14.1人の大幅な増加となった。
一方で、1,000人未満の企業では大きな変化はなく、前年並みの採用で推移している。
また、外国人留学生については昨年より減少した。
(3)運輸倉庫業(18社)は、500人以上の企業で採用数を増加させている反面、500人未満の企業では昨年より減少しており、必要数未達企業の存在がうかがわれる。
(4)卸小売業(24社)は、1,000人以上の大手企業の採用数が増加(20.8人→25.0人)した他、大きな変化は見られなかった。
(5)金融保険業(9社)は、平均40.0人から平均42.8人へと小幅増。
(6)福祉医療関係(6社)、は平均86.7人から88.7人へと小幅増だが、昨年(84.0人→89.0人)に引き続き新卒の大きな受け皿となっていると思われる。
4.本年の特徴は、昨年好調だった建設業が減少へと転じたこと、大手製造業と福祉医療関係が相変わらず積極的な採用を進めていることにある。