当協会が、過日実施いたしました標記の調査結果をお知らせします。
多くの会員企業様からご回答をいただき、誠にありがとうございました。
調査概要
1.調査内容
2018年4月及び2017年4月採用の新卒者数(学歴別、男女別、外国人留学生数)
2.回答総数
164社
3.結果の概要
164社全体としては、一社平均22.2人から22.6人へ昨年調査(19.2人→19.8人)と同様、採用増となった(実数では86人の増加)。
業種別、企業規模(従業員数)別の概要は以下のとおり。
(1)建設業(20社)は全体としては採用増(平均1.3人)。女性についても積極的採用が続いており、平均0.4人の増加。
(2)製造業(65社)は全体としては採用増(平均1.0人)。1,000人以上の大手企業では平均115.4人から120.8人へと昨年に続いて増加となり、女性についても平均20.0人から23.8人へと平均3.8人の大幅増加。
(3)運輸倉庫業(18社)は全体としては採用増(平均0.6人)であるが、1,000人以上の大手企業の男性は平均▲1.0人の減少、100人未満の企業についても平均▲1.0人の減少。
(4)卸小売業(24社)は全体としては採用減(平均▲1.0人)。100人未満の企業のを除いて、1,000人以上の大手企業の平均▲9.1人を始め軒並み採用減。
(5)金融保険業(7社)は全体としては採用減(平均▲1.8人)。
(6)福祉医療関係(3社)は全体としては採用増(平均3.1人)。
4.本年の特徴
全体で採用増(平均0.4人)とはいえ、昨年調査(平均0.6人)から増加幅が減少している。また164社中55社、33.5%の企業が昨年に比べて採用減となっていて、その内13社は採用ゼロと新卒者が確保できていない。昨年同様に大変な採用難となっており、必要人数未充足、人手不足の一層の深刻化がうかがわれる。